2025/05/11 01:15

 

シャトー・マルゴー2020をプロがガチ評価してみた!

シャトー・マルゴー2020をプロがガチ評価してみた!

 

はじめに:シャトー・マルゴーは本当に美味しいのか?

ボルドー五大シャトーの中でも「ワインの女王」と称されるシャトー・マルゴー。
2020年ヴィンテージは評価誌のスコアも高く、ワイン愛好家の注目を集めています。
しかし実際のところ、他のグランヴァンと比べてどれほどの実力があるのでしょうか?
この記事では、下表の12指標を用いてプロが徹底レビューし、レーダーチャートで味わいを可視化しました。

ワイン評価指標(12項目)

指標説明
アロマ(香り)花・果実・スパイス・土・樽香などの複雑さ
酸味シャープでフレッシュか、穏やかで柔らかいか
甘味ドライ(辛口)〜スイートまでの分類
タンニン(渋み)シルキー〜強烈までの渋みの強さ
ボディ(コク)ライト〜フルボディのボリューム感
アルコール感アルコールの強さとボリューム感
フルーティさベリー、柑橘、トロピカルフルーツなどの果実味
スパイシーさ胡椒、クローブ、ナツメグなどのスパイス風味
ウッディさバニラ、トースト、ナッツなど樽熟成由来のニュアンス
フィニッシュ(余韻)口中に残る味わいの長さ
ミネラル感石灰、鉄、火打石などの土壌由来の印象
バランス酸・果実・タンニン・アルコールの調和

レーダーチャートで味わいをチェック

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シャトー・マルゴー2020 詳細評価

  • アロマ(10/10) ─ ブラックベリーやスミレ、上質な樽香が幾層にも重なり、まさに優雅。
  • 酸味(8/10) ─ フレッシュさと気品をもたらす酸が骨格を形成。
  • 甘味(3/10) ─ ドライな仕上がりで果実由来の自然な甘みがほのかに。
  • タンニン(9/10) ─ シルキーながら力強い。長期熟成でさらに開花しそう。
  • ボディ(9/10) ─ ミディアム+からフルボディ寄り。エレガンスと重量感が共存。
  • アルコール感(7/10) ─ 13.5%前後。温かみはあるがバランス良好。
  • フルーティさ(9/10) ─ カシスやブラックチェリーの凝縮感が豊か。
  • スパイシーさ(6/10) ─ クローブやシナモンが上品にアクセント。
  • ウッディさ(8/10) ─ バニラとトースト香が高貴なタッチで溶け込む。
  • フィニッシュ(10/10) ─ 余韻は1分以上続く圧巻の長さ。
  • ミネラル感(7/10) ─ ほのかな鉱物的ニュアンスが奥行きを演出。
  • バランス(10/10) ─ すべてが完璧に調和。五大シャトーの名に相応しい出来。

総評:女王の名は伊達じゃない


シャトー・マルゴー2020は、アロマの複雑さシルキーなタンニン、そして終わりのない余韻が際立つ傑作ヴィンテージ。
価格は決して手頃ではありませんが、五大シャトーの中でもトップクラスの
エレガンス × パワー × バランスを体感したい方には間違いなく「買い」の一本です。

※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。ワインは20歳になってから。
※本記事のスコアは執筆時点のテイスティングに基づく主観的評価です。

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