2025/02/02 23:33

はじめに:サントリー「響」は本当に美味しいのか?
日本を代表するプレミアムウイスキーとして有名なサントリー「響」シリーズ。
「ジャパニーズハーモニー」「ブレンダーズチョイス」「21年」「30年」など、いくつかのラインナップがありますが、実際どれが一番美味しいのか気になりませんか?
今回はウイスキー好きのプロが、以下の評価指標をもとに、各銘柄をガチ評価!
レーダーチャートと合わせて、その詳細をレポートしていきます。

ウイスキー評価指標の解説
テイスティングの際に重視した10項目の指標と、その意味を簡単にまとめました。

指標
説明
アロマ(香り)
バニラ、スモーキー、ピート、スパイス、フルーティ、ナッツ、ハチミツなどの香りを評価
ボディ
軽やか(ライト)~重厚(フルボディ)までの口当たり
スムースさ
アルコールの刺激が少なく飲みやすいか、滑らかさ
甘味
バニラ、キャラメル、ハチミツ、メープルシロップのような甘さの強さ
スパイス感
シナモン、クローブ、ブラックペッパーなどのスパイスの刺激
スモーキーさ
ピートや燻製の香りがどれほど感じられるか
ウッディさ
樽熟成によるオークや樹木のニュアンスの強さ
フルーティさ
りんご、洋梨、柑橘、ドライフルーツなどの果実の香り
フィニッシュ(余韻)
どれくらい味わいが続くか(短い~長い)
バランス
各要素の調和が取れているか

1. 響 ジャパニーズハーモニーの評価


「ジャパニーズハーモニー」は、複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした、比較的手に取りやすい価格帯の響です。
レーダーチャートからもわかるように、アロマは華やかでフルーティさを感じさせつつ、
スムースさも高評価。
一方でスパイス感やスモーキーさは控えめで、クセの少ない香味に仕上がっています。
総合的にはとても飲みやすく、初心者から上級者まで幅広く支持されるバランス型の一本です。

2. 響 ブレンダーズチョイスの評価


「ブレンダーズチョイス」は、ブレンド技術の粋を集めた一本。熟成年数表記こそありませんが、より甘味やウッディさが強調されているのが特徴です。
レーダーチャートでは甘味・ウッディさに注目すると、基準値を大きく上回っています。
ロックやストレートで香りをゆっくり確かめながら味わうと、響らしい上品な余韻をしっかりと楽しめるはず。
スパイス感やスモーキーさはやや抑えめなので、濃厚かつ上品な甘さを堪能したい方におすすめです。

3. 響 21年の評価


響 21年の評価

数々の国際的な賞を受賞し、世界でも高い評価を得ている「響 21年」。
レーダーチャートでは、アロマが際立って高く、ウッディさやバランスなども高評価となっています。
フルーティさや華やかな甘味も豊かで、熟成由来の深みがしっかりと感じられる味わいです。
スムースさと厚みのあるボディが同居しており、余韻も長く続くため、じっくりと時間をかけて楽しむ贅沢なウイスキーと言えるでしょう。

4. 響 30年の評価


響 30年の評価

サントリーが誇る最高峰のブレンデッドウイスキー「響 30年」。
レーダーチャートでも全体的に高スコアで、特にアロマ(香り)とウッディさは突出しています。
さらに長期熟成による重厚感や深いコクが感じられ、まるで果実や花のような繊細な香りと、ビターな要素が融和した至高の逸品。
入手困難&高額なボトルゆえ、ウイスキー愛好家にとっては憧れとも言える存在でしょう。

総評:4つの「響」を飲み比べてわかったこと


以上のように、同じ「響」ブランドでも、ラインナップによって味わいの方向性が大きく異なることがわかりました。

ジャパニーズハーモニー
飲みやすさとバランス重視

ブレンダーズチョイス
甘味とウッディさが際立つ、ややリッチなテイスト

21年
世界的にも評価の高い芳醇さと余韻、厚みのある味わい

30年
長期熟成ならではの深いコクと華やかな香りが融合した究極の一杯どれも素晴らしいクオリティですが、「初めて響を買うならジャパニーズハーモニー、特別な日に贅沢をするなら21年や30年」といった選び方がおすすめです。
また、香りや余韻をじっくり楽しみたい方には「ブレンダーズチョイス」も人気。予算や好みに合わせて選んでみてください。

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